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ロシア下院選でプーチン与党が大きく後退、得票率50%前後に

[モスクワ 4日 ロイター] 4日実施されたロシア下院選挙(定数450)で、プーチン首相率いる与党「統一ロシア」が大きく後退し、得票率は50%前後にとどまったもよう。

 12月4日、ロシア下院選挙でプーチン首相率いる与党「統一ロシア」が大きく後退し、得票率が50%を割り込んだ可能性が出てきた。写真は開票結果を見つめるプーチン首相(2011年 ロイター)Novosti/Pool (RUSSIA - Tags: ELECTIONS POLITICS) THIS IMAGE HAS BEEN SUPPLIED BY A THIRD PARTY. IT IS DISTRIBUTED, EXACTLY AS RECEIVED BY REUTERS, AS A SERVICE TO CLIENTS

下院は比例代表制で、7%以上を獲得した政党に得票率に応じて議席が配分される。

選挙区の70%の票が開票された時点で、「統一ロシア」の得票率は49.94%。4年前の前回選挙では、「統一ロシア」が64%を超す票を獲得していた。

2つの出口調査では、「統一ロシア」の得票率は50%を割り込んだとの結果が出ている。

プーチン首相は3月の大統領選挙で当選する見込みだが、今回の選挙で与党が議席を大幅に減らすことになれば、プーチン氏の権威に陰りが生じるとみられている。

プーチン首相は、選挙結果について「ロシアの現状を反映した最適な結果となった。この結果に基づき、われわれは国家の安定的な発展を保証できる」と述べた。

しかし、今回の選挙には、ロシア社会にはびこる汚職や貧富の格差拡大などに対する有権者の不満が反映されたとみられる。プーチン首相が大統領に復帰すれば、経済や政治的な停滞感が強まるとの懸念も強まっていた。

プーチン首相とメドベージェフ大統領の役職入れ替えに対する有権者の不信感の強さが明らかになったことで、プーチン首相にとって、大統領への復帰後は厳しい道のりが待ち構えていることが示された。

メドベージェフ大統領にとっても今回の選挙結果は大きな痛手となり、首相に就任するシナリオの正当性に疑問が生じることになった。

政治アナリストのアンドレイ・ピオントクロフスキー氏は「これは終わりの始まりだ。選挙結果は、統一ロシアや国家指導者の権威が失われたことを示している」と指摘した。

一方、共産党が約20%の得票率を獲得し、前回に比べ倍近くに躍進した。しかし、これは共産党に対する支持というよりも、「統一ロシア」に対する反発の受け皿になったものとみられる。

今回の選挙では、野党側から不正選挙だとの批判も強まっている。実際、リベラルなメディアのウェブサイトがハッキングによって遮断された。

警察によると、サンクトペテルベルクで不正選挙が行われたと抗議していた70人が拘束されたほか、モスクワでも十人以上が身柄拘束された。

「統一ロシア」は特に都市部で得票率が落ち込んだ模様で、独立系の政治アナリスト、ドミトリー・オレシュキン氏によると、都市部では「統一ロシア」の得票率が30―35%にとどまった一方、共産党は20―25%の票を獲得した。

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