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ドルが一時76.13円、3カ月ぶり安値で介入警戒感=NY市場

[ニューヨーク 31日 ロイター] 31日のニューヨーク外国為替市場では、ドルが対円で下落し、政府・日銀が介入に踏み切った10月以来の低水準で推移していることから、介入警戒感が高まった。

1月31日、ニューヨーク外国為替市場ではドルが対円で下落し、市場では介入警戒感が高まっている。都内で昨年8月撮影(2012年 ロイター/Yuriko Nakao)

ドルは、米連邦準備理事会(FRB)が前週、2014年終盤まで超低金利政策を維持するとの方針を示したことで圧迫されている。

また、ギリシャの債務減免協議が合意に近づいているとの期待が薄れたことで、ユーロは対ドルで下落した。

ギリシャ政府が民間債権者との間で進めている債務減免協議について、ギリシャのパパデモス首相が「大きな進展があった」と述べ、週内に合意にこぎつけられるとの見通しを示したことで、ユーロは当初上昇していた。

ワールドワイド・マーケッツの首席市場ストラテジスト、ジョセフ・トレビサーニ氏は、ユーロはアジア取引時間帯では対ドルで上昇していたが、持ち堪えられなかったと指摘。

「(欧州)首脳会議が実施されるたびに、市場では欧州債務危機対策の進展への期待が膨らむ。今回の首脳会議では欧州の常設の安全網となる欧州安定メカニズム(ESM)の発足時期について合意されたものの、ギリシャや、さらにポルトガルが抱える問題については未解決のままだ。近い将来に解決策が見えてくる公算は小さい」と述べた。

また、この日に米大手民間調査機関のコンファレンス・ボード(CB)が発表した1月の消費者信頼感指数が予想外に低下したことで、リスク選好度が低下。

HSBCの米州為替戦略部門を統括するロバート・リンチ氏はこれについて、「水準としては比較的良好だったにもかかわらず、予想より悪かった」と指摘。「これにより、ある程度リスク選好度が低下するきっかけとなり、結果的にドルに対する支援要因となった」と述べた。

ロイターデーターによると、ユーロ/ドルは一時6週間ぶりの高値に迫る1.3213ドルまで上げたものの、その後は0.37%安の1.3076ドルで推移した。ただ月初からは、ユーロは対ドルで約1%上昇している。

ドル/円は76.13円と、3カ月ぶりの安値を更新。その後は0.16%安の76.16円で推移した。

安住淳財務相は再び円高が進んでいることについて、31日の閣議後の記者会見で「私のスタンスは変わっていない」と述べ、過度な変動や投機的な動きを厳重に注視し、必要と判断すれば為替介入を含めた対応をする方針を重ねて示している。

市場ではまた、ユーロが対スイスフランで下落し、スイス国立銀行(中央銀行、SNB)がスイスフランの対ユーロ相場の上限目標として設定した1.20フランに近づいていることで、スイスフランの動向も注目を集めている。

ユーロ/スイスフランは一時1.2030フランまで下落した後、0.06%安の1.2042フランで推移。この日の安値は、スイス中銀が9月6日に同目標を設定した直後の9月14日以来の安値となる。

*内容を追加して再送します。

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