[北京 2日 ロイター] 訪中しているドイツのメルケル首相は2日、北京で、中国は知的財産権の保護を改善するべきとの見解を示した。また、中国に対し、ドイツ企業による中国市場への相互的なアクセスを確実にするよう要請し、ドイツの市場は中国のビジネスに開放されていると指摘した。
中国社会科学院で講演し、中国は欧州債務問題の解決支援に貢献することが可能とも述べたが、具体的な内容には言及しなかった。
首相は、過剰な債務は欧州だけの問題ではなく、国際的な問題だと指摘した。
メルケル首相は北京で、中国当局者らに欧州債務危機への取り組みの状況を説明。3日にはビジネスサミットのため、広州に向かう。
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