[ワシントン/ブリュッセル 13日 ロイター] 欧米規制当局は13日、米グーグルGOOG.Oによる米携帯端末メーカー、モトローラ・モビリティMMI.Nの買収を承認した。その上で、通信業界に不可欠な特許が公正な価格でライセンス供与されるよう、監視する方針を示した。
米司法省はまた、米アップルAAPL.O主導のコンソーシアムによるノーテル・ネットワークスNRTLQ.PK保有特許の取得計画も承認した。
欧米当局は、取得した特許の使用について、反トラスト法(独占禁止法)を順守しているかどうか引き続き監視する、としている。当局は、異なる企業が販売する通信機器が一緒に動作するために不可欠な特許が、妥当な金額でライセンス供与されるかどうか、懸念している。
米司法省は「(反トラスト)部門は、SEP(標準必須特許)が競争を阻害する形で使用された場合、適切な是正措置をとる」としている。
グーグルが125億ドルで買収するモトローラ・モビリティは、およそ1万7000件の特許と、申請中の特許7500件を保有している。
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