[ロンドン 20日 ロイター] 英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙は20日、富士通6702.Tが、欧州で初めてスマートフォン(多機能携帯電話=スマホ)やタブレット型端末の製品群を発売することを計画していると伝えた。
同紙は、富士通は日本市場では約2割の市場を握る大手の携帯電話・タブレット型端末メーカーだが、欧州市場をリードしている米アップルAAPL.Oや韓国のサムスン000830.KSに挑戦する方針だと伝えた。
発売時期については言及していないが、富士通は今後3─5年で「2桁」の市場シェア獲得を目指しているという。
同紙によると、日本の携帯電話メーカーは技術仕様面で国内市場向けに注力していることもあり、欧州市場では苦戦してきたが、富士通の新たな製品群は世界的に利用可能な技術を使用する。欧州携帯電話部門ディレクター、ロバート・プライク氏は「日本市場は技術やデザイン面で閉じこもっていたが、当社はグローバル製品を打ち出していく」と述べた。
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