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豪中銀が政策金利を据え置き、景気悪化すれば緩和の余地

[シドニー 6日 ロイター] オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)は6日、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを4.25%に据え置いた。金利の据え置きは2カ月連続。景気が悪化した場合に限り、金融緩和の余地があると指摘した。

3月6日、豪中銀は政策金利のオフィシャルキャッシュレートを4.25%に据え置いた。シドニーの同行前で2010年10月撮影(2012年 ロイター/Daniel Munoz)

政策当局者が景気とインフレの見通しについてポジティブな見解を示していたことから、金利の据え置きは広く予想されていたが、わずかながらも利下げの可能性があることを受け、豪ドルは対米ドルで約0.3セント下落し、1.0620米ドルをつけた。

豪中銀のスティーブンス総裁は、声明で「成長率はトレンド近くと予想され、インフレ率も目標に近いため、理事会は現在の金融政策が引き続き当面適切と判断した」としている。

その上で「需要の状況が大幅に悪化した場合、インフレ見通しからみて、金融緩和の余地が生じる」と指摘。利下げ予想に反して金利を据え置いた2月の理事会での見解を繰り返した。

国内指標は前回の会合以降、そのような悪化を示しておらず、欧州債務問題の進展を背景に海外情勢のリスクも低下している。

こうしたことから、ロイターが前週実施したアナリスト19人を対象とした調査では、全員が政策金利の据え置きを予想していた。

豪中銀は昨年11月と12月にそれぞれ25ベーシスポイント(bp)の利下げを実施した。

アナリストは、インフレが中銀の長期的な目標の2─3%以内に抑制されてることを踏まえ、今後数カ月以内におそらくあと1回利下げが実施される可能性があるとみている。

先物市場は5月の利下げの確率を70%、6月までを88%織り込んでいる。

マッコーリーのシニアエコノミスト、ブライアン・レディキャン氏は「今後は月次統計に注目が戻り、特に中銀は失業水準に敏感になっている。ただ利下げに動くには失業率がかなり上昇しなければならない」と指摘した。

8日発表される2月の豪雇用統計では失業率が5.2%に小幅上昇すると予想されているが、依然として歴史的かつ国際的な基準からみて低水準。

6日発表された第4・四半期の貿易と政府支出に関するデータは、豪中銀の楽観的な景気見通しを裏付ける内容となった。

貿易・サービス収支は、同四半期の国内総生産(GDP)伸び率を0.3%ポイント押し上げ、政府支出の増加もGDPの伸びに0.2%ポイント寄与する見通し。

こうしたことから、一部のアナリストは7日発表される第4・四半期GDPの伸び率予想を引き上げた。

予想の中央値はこれまでの0.7%から0.8%程度に上昇。2011年通年のGDP伸び率は2.4%になる見通し。

JPモルガン・チェースは、第4・四半期のGDP伸び率予想を倍以上に引き上げ、1.1%とした。TDセキュリティーズも横ばい予想から1.0%に上方修正した。

JPモルガンのベン・ジャーマン氏は「2011年末までの成長の底堅さは著しく、RBAは追加緩和を実施する必要がないとのわれわれの見方と一致している」と語った。

*情報をさらに追加して再送します。

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