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米FRBの銀行ストレステスト、大半が合格:識者はこうみる

[ワシントン 13日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)は13日、米銀大手19行に対し実施したストレステスト(健全性審査)の結果を公表し、失業率が13%に達し、住宅価格が21%下落する事態となっても、大手銀行の多くは十分な資本要件を満たすことができるとの見解を示した。

3月13日、米FRBは米銀大手19行に対し実施したストレステストの結果を公表し、大手銀行の多くは十分な資本要件を満たすことができるとの見解を示した。シカゴで2009年5月撮影(2012年 ロイター/John Gress)

また、JPモルガン・チェース(JPM)JPM.N、ウェルズ・ファーゴWFC.N、USバンコープUSB.Nなどの増配・自社株買い計画を承認した。

市場関係者のコメントは以下の通り。

●投資家によるリスク評価が改善

<ラッセル・インベストメンツ(ニューヨーク)の主任市場ストラテジスト、スティーブン・ウッド氏>

米国の銀行は欧州の銀行と比べれば健全であり、豊富な資本を有している。状況は4年前より改善している。より大きな問題は、欧州情勢から米銀をいかに隔離するかだ。

(ストレステストで)信頼感が醸成されるだろうか。通常、透明性は信頼感醸成に役立つ。投資家によるリスク評価が改善し、見通しの質が高まるという意味で、プラスだろう。

●一部銀行が不合格、テストの信ぴょう性増す

<ファー・ミラー・アンド・ワシントンのアナリスト、キース・デイビス氏>

一部の銀行が不合格になったことで、テストの信ぴょう性が大きく増した。資本還元を要請して拒否された銀行が出たということは、(FRBが)かなり厳しい条件を想定をしていることを物語っている。こうした銀行の株式はすべて増配期待を織り込んでいるが、若干奇妙だ。

●4行の不合格は株式市場の圧迫要因に

<GFTフォレックスの調査ディレクター、キャシー・リエン氏>

市場の最初の反応は限定的なものの、4行が不合格となったことはかなりネガティブと考えている。シティグループC.Nとその他の大手行の不合格は銀行セクターにとって良くない兆候だ。連邦準備理事会(FRB)は、株式市場が大幅上昇したことから、ストレステスト(健全性審査)結果をこの日に発表することを決めたとみられる。市場の上昇はテスト結果による影響を軽減するからだ。なかでもシティグループの不合格は注目される。ひどいとまでは言わないが良くない。市場の上昇をある程度圧迫するだろう。

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