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ブルベア指数悪化、日銀緩和織り込み済みで材料出尽くしか

4月23日、ロイターが実施した週次JGB調査で、市場の強弱感を示すブルベア指数はマイナス25と、前回のマイナス1から悪化した。写真は11日撮影(2012年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 23日 ロイター] ロイターが実施した週次JGB調査(第43回)で、市場の強弱感を示すブルベア指数はマイナス25と、前回のマイナス1から悪化した。日銀金融政策決定会合への期待感はあるものの、追加緩和はすでに織り込んでいるとして、材料出尽くしを予想する声が目立つ。

調査は4月20日午後3時から23日午前8時までに実施。調査対象は94人で48人から回答を得た(有効回答率は51.1%)。このうち、証券を除いた投資家(銀行、信託銀・年金、系統金融機関、生損保、投信・投資顧問、公的機関)は23人となった。

ブルベア指数は長期金利が「低下する」と答えた人の割合から「上昇する」と答えた人の割合を引いた値(DI)。今週末の長期金利が前週末に比べて「上昇する」と予想した回答者が全体の43.8%(前回25.5%)に増える一方、「低下する」は18.8%(前回23.5)%に減少した。「横ばい」は37.5%(前回51.0%)だった。

長期金利の予想中央値は0.950%と、20日引け値(0.930%)から2ベーシスポイント高い水準。証券を除いた投資家の予測中央値も0.950%で同じだったが、ブルベア指数はマイナス31(前回マイナス8)と、全体よりも厳しい視線となっている。

判断する上で重視した要因は、「金融政策」が85.4%とトップで、2011年6月の調査開始以来、最高の水準となった。24─25日には米連邦公開市場委員会(FOMC)、27日には日銀金融政策決定会合の開催を控えていることが強く意識されており、回答者からは「27日の日銀金融政策決定会合が焦点。それに向けて市場は緩和強化策をいろいろと織り込んでいこう。ただ、今回は結果に失望する可能性の方が高いとみており、そこでいったん、相場はターニングポイントを迎えると想定する」(東海東京証券チーフ債券ストラテジスト、佐野一彦氏)との声が出ていた。

日銀金融政策決定会合で材料出尽くしとなるのか、さらに金利低下に拍車がかかるのか。出尽くし派からは「今週は決定会合があるが、かなりカーブに織り込まれてきている中、これ以上は織り込みすぎて売られる場面もあるかもしれない」(証券)、「予想されている範囲の日銀緩和はほぼ織り込み済み。仮に予想の範囲内であれば、イールドカーブがフラット化」(投信・投資顧問)と「織り込み済み」を指摘する見方が目立った。

ただ、投資家の積み増し需要は旺盛で、「材料出尽くしなどで売られる場面があっても、投資家の押し目買いで、大きく下げることもないだろう」(SMBC日興証券チーフ・クオンツ・アナリスト、山田聡氏)との指摘も出ている。

一方で、金利低下派からは「マーケットでは既に緩和期待、どれだけやるかに期待が集まっている。木曜の引値からツイストスティープが見られ、待ちきれずに催促しているようだ。中銀に裏切られることもままあり、その場合は巻き返しでベアフラットもありえるが、一応白川総裁に敬意を表して中期中心の金利低下をメーンシナリオにしたい」(証券)と日銀の緩和内容に期待する向きがあった。

(ロイターニュース 志田義寧)

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