[パリ 6日 ロイター] 6日に実施されたフランス大統領選の決選投票は、内務省がまとめた99%開票時点の結果によると、社会党のオランド前第1書記の得票率が51.7%となり、再選を目指すサルコジ大統領(48.3%)をおさえて勝利した。
投票は現地時間6日午後8時(1800GMT、日本時間7日午前3時)に締め切られた。サルコジ氏は、投票締め切り後20分ほどの段階で敗北を認め、オランド氏に電話で祝意を伝えたことを明らかにした。
サルコジ氏は「この敗北の全責任は私にある」「私の立場はこれまでと同じというわけにはいかない。我が国に対する私の関与は今後、違ったものになるだろう」と述べ、政治の第一線から退く考えを示唆した。
サルコジ氏は、10%に達する失業率の抑制に失敗したことや政治スタイルへの批判が痛手となり、支持を失った。オランド氏の勝利によって、ドイツが主導する財政緊縮路線は、修正を迫られる可能性がある。
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