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1─3月設備投資は内外需要増見込み2期連続増、4期ぶり増収・増益

6月1日、財務省が発表した2012年1─3月期の法人企業統計によると、設備投資額は全産業で前年比3.3%増となり、2期連続の増加となった。写真は2009年2月、都内で撮影(2012年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 1日 ロイター] 財務省が1日発表した2012年1─3月期の法人企業統計(金融業・保険業を除く)によると、設備投資額(ソフトウエアを含む)は全産業で前年比3.3%増となり、2期連続の増加となった。

投資内容も国内外の需要を見込んだ前向き投資が中心となっている。売上・経常利益とも4期ぶりで回復しており、震災の反動増だけにとどまらず、需要好調を背景にした増収増益の姿がうかがえる。財務省では企業部門は持ち直しの動きにあるとの見方を示した。

設備投資額は、製造業が前年比3.8%増、非製造業は3.0%増とそろって増加。昨年10─12月に続いて、製造・非製造業ともに2期連続の増加となり、回復傾向が鮮明だ。製造業では鉱山用大型ショベルなど建設機械が寄与、電気機械はシステムSLI用の投資が、また輸送用機械は新車製造ライン投資などが全体を押し上げた。非製造業では、サービス業で外食産業の新規投資、不動産業の大型賃貸ビル投資、建設では資材関連の投資などが目立った。

なお、ソフトウエアを除く設備投資額(季節調整済み)は、全産業で前期比1.7%減となった。非製造業が10─12月に2ケタの高い伸びを示したことの反動減が出て、足を引っ張った。

売上高は前年比0.6%増となり、4期ぶりの増収となった。製造・非製造業ともに業績が回復。輸送用機械が震災の反動に加えてエコカー補助金効果で20%以上の増収となったほか、石油・石炭は原油価格上昇、はん用機械は海外プラント向けの売り上げなどが押し上げ要因となった。またサービス業では生活関連サービスが伸びたほか、スマートフォンが好調な情報通信業や、九州新幹線・東北新幹線の旅客需要が伸びた運輸業・郵便業などが増収となった。

経常利益は前年比9.3%増となり、4期ぶりで増益。昨年震災の影響でサプライチェーンが寸断された自動車が、売上増に伴い207%増となったほか、医療機器が好調な業務用機械、コスト削減効果の大きかった食料品も大幅増加となった。

法人企業統計は四半期ごとに調査が行われ、資本金1000万円以上の法人企業が対象。

(ロイターニュース 中川泉)

*情報を追加して再送します。

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