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中国の5月製造業PMIは成長の鈍化示す、国内外で需要減退

[北京 1日 ロイター] 1日に発表された中国の5月製造業の購買担当者(PMI)指標は、国内外で需要が予想以上に減退し、成長ペースが鈍化していることが示された。これを受け、人民銀行は金融緩和を行う可能性が高まった。

6月1日、中国国家統計局が発表した5月のPMIは50.4で、年初来の低水準となり、1年1カ月ぶりの高水準だった4月の53.3から低下した。写真は2月、遼寧省で撮影(2012年 ロイター)

中国国家統計局が1日発表した5月のPMIは50.4で、年初来の低水準となり、1年1カ月ぶりの高水準だった4月の53.3から低下した。市場予想の52.2も下回った。

PMIは50を上回ると景況の改善を、50を下回ると景況の悪化を示す。

また、HSBCが1日発表した5月の中国製造業PMI改定値は、速報値の48.7から48.4に若干下方修正された。

クレディ・アグリコルCIB(香港)のシニアエコノミスト兼ストラテジストのDariusz Kowalczyk氏は「第2・四半期の成長ペースは鈍化する可能性が高い。恐らく、前年比で7.5%を下回るだろう」と指摘。海外の環境が悪化していることから年間の成長率に対するリスクがある、との見方を示した。

国家統計局は、声明で「このデータは、成長ペースがある程度鈍化していることを示しているものの、指数は6カ月間50を上回ってきており、成長のモメンタムは変わっていない」と指摘。 「現在見られている短期的な成長の鈍化は、中国経済が新たなリセッションに入りつつあることを示すものではない」としている。

中国は景気支援と民間投資促進に向け、5月中旬以降に一連の改革を発表したが、PMIに効果が表れるのはまだ先になる。

前出のDariusz Kowalczyk氏は「非常に懸念されるのは、新規受注が縮小し始め、在庫が異例の速さで増え始めたことだ」と指摘。 「生産指数も大幅に低下した。依然として拡大を示しているものの、小幅な拡大であり、現在の生産活動が非常に弱いことが示されている。すでに在庫が増えており、受注自体が減っているうえ、受注に応じて生産する必要がないことから、生産活動は今後さらに弱まるだろう」と語った。

アナリストは、第2・四半期の中国国内総生産(GDP)伸び率が7.9%に鈍化すると予想している。そうなれば、伸び率は2009年以降初めて8%を下回ることになる。 ロイターの最新の調査によると、通年のGDP伸び率は8.2%と、1999年以来の低水準が見込まれている。

*内容を追加します。

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