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6日のECB理事会は金利据え置き、成長率見通しは引き下げへ

[フランクフルト 1日 ロイター] 欧州中央銀行(ECB)は6日の理事会で、政策金利を1%に据え置く見通し。ドラギECB総裁は、欧州首脳らに対して、債務危機対応やユーロ分裂の危機を回避に向けた解決策を打ち出すよう求めるとみられている。

6月1日、ECBは6日の理事会で政策金利を1%に据え置く見通し。写真は昨年12月、フランクフルトのECB本部前で撮影(2012年 ロイター/Alex Domanski)

スペインが、ギリシャ、アイルランド、ポルトガルに続き、欧州連合(EU)の支援を仰ぐ可能性があるとの警戒感が高まっている。17日にはギリシャで再選挙が予定されており、結果次第ではギリシャのユーロ離脱もあり得る。

過去最高を記録している失業率などここ数週間で発表された経済指標は弱い数字となっている。

ロイターがエコノミスト73人を対象に実施した調査では、62人が据え置きを予想していた。

一方、ECBが公表するスタッフ予想では、成長率見通しが下方修正される可能性が高い。さらに、大半のアナリストは、銀行への緊急流動性支援を今後も実施すると予想している。

ECBは3年物の流動性オペで銀行セクターに1兆ユーロ以上の資金を供給したが、その効果は薄れつつあり、重債務国の国債利回りは再び上昇している。

ユーロ圏の失業率は4月に過去最悪の11%を記録。製造業指標も3年ぶり低水準となった。

BNPパリバのユーロ圏マーケット・エコノミスト、ケン・ワトレット氏は「利下げの可能性は非常に高い。緩やかに成長基調に戻るというECBが描くシナリオはますます非現実的になりつつある」と指摘した。

そのうえで「ECBは利下げを行うべき」とし、25ベーシスポイントの利下げがあるとの見方を示した。

ただ、ECBは市場に十分な資金を既に供給しており、主要政策金利は既に1%、翌日物預金金利は0.25%となっている。利下げを行ったとしてもどの程度の効果が見込めるかは疑問だ。

インテスタ・サンパオロのエコノミスト、アナ・グリマルディ氏は、3年より期間の長い流動性オペをECBが実施する可能性は排除できないと指摘。

「より期間の長いオペは長期的に周辺国の銀行の流動性に対する警戒感を抑えるだろう。銀行には問題に対処する時間ができる」との見方を示した。

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