[東京 5日 ロイター] ソニー6758.Tのハワード・ストリンガー会長や平井一夫社長ら執行役7人が2011年度の業績連動報酬を全額返上する。5日開示した株主総会の招集通知で明らかにした。
11年度の連結営業赤字は673億円、最終赤字が4567億円と過去最大だったため。液晶テレビ事業の赤字計上やリストラなど構造改革費用、米国子会社の繰り延べ税金資産の取り崩しなどが響き、4年連続の最終損失となった。
11年度の基本給としては、執行役8人に計6億0200万円が支払われている。10年度の業績連動報酬は、執行役8人で計2億2400万円だった。同年度の連結営業利益は1998億円、最終赤字は2596億円だった。
(ロイターニュース 白木真紀)
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