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原油先物が下落、ユーロ圏懸念・OPEC増産見通しなどで

[ニューヨーク 11日 ロイター] 11日の原油先物相場は、ユーロ加盟国がスペインの銀行への支援で合意したことを受け一時上昇したものの、他のユーロ加盟国も支援が必要になるとの懸念から、下落して清算した。

サウジアラビアが、今週ウィーンで開かれる石油油輸出国機構(OPEC)で、生産目標を引き上げる必要が出てくる可能性があるとの見方を示したことも、地合い悪化につながった。

この日の取引では、ユーロ加盟国がスペインの銀行の資金増強に向け最大1000億ユーロの支援を行うことで合意したことを受け、原油先物は一時2ドル高まで上昇していた。ただ、スペイン支援の影響、および17日にギリシャで実施される再選挙を前に市場では不安感が増大し、原油先物は下落に転じた。

北海ブレント先物7月限は一時1バレル=102.21ドルまで上昇したものの、結局1.47ドル安の98ドルで清算。時間外取引では一段安となり、96.48ドルと6月4日につけた年初来安値の95.63ドルに迫った。

米原油先物7月限は一時は86.64ドルまで上げたものの、1.40ドル安の82.70ドルで清算した。時間外取引では81.11ドルをつけ、6月4日につけた年初来安値の81.21ドルを更新した。

プライス・フューチャーズ・グループのアナリスト、フィル・フリン氏は「スペインの銀行の破たんを防ぐことは歓迎すべきことだが、市場では次はイタリアが支援を要請するとの観測が出ている。このため、原油先物が下落したことは驚くべきことではない」としている。

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