[東京 13日 ロイター] 野田佳彦首相は13日午後の参議院予算委員会で、環太平洋連携協定(TPP)について「現在は協議をしているプロセスの段階だ。いつまでに何かを決めるという考え方はしていない」とし、今回の20カ国・地域(G20)首脳会議で参加を表明する段階にはないとの見解を示した。
川上義博委員(民主)の質問に答えた。
野田首相は「関係国がどういう要請をするかを含め、国民に情報を提供し、国民的議論を経て、国益に沿って判断するというプロセスの中で、協議をしている最中だ。国内の議論の熟度を見て判断したい」と語った。
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