[ロンドン 15日 ロイター] 米航空宇宙局(NASA)のジェット推進研究所は、1977年に打ち上げた無人探査機ボイジャー1号が太陽系の境界付近に到達したと明らかにした。太陽系外への脱出も間近だという。
同研究所の発表によると、ボイジャーから地球に送信されるデータで、太陽系外からもたらされる荷電粒子の量がこの数カ月で急増していることが判明。NASAは声明で、「人類が恒星間空間に放った最初の使者が太陽系の端に達した」との見方を示した。
姉妹機の2号とともに35年前に打ち上げられたボイジャー1号は現在、太陽から約180億キロ離れた位置を時速6万キロ超で飛行中。ボイジャーからのデータが地球に届くまでには16時間38分かかる。
プルトニウムを使用した電源は2025年まで使用できるという。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」