[20日 ロイター] 特許侵害をめぐり訴訟合戦を繰り広げる米ネット検索大手ヤフーYHOO.Oと米ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)最大手フェイスブックFB.Oが、係争解決に向けた和解協議を進めていることが分かった。
ヤフー弁護団のケビン・スミス弁護士が19日、カリフォルニア州北部地区連邦地裁の判事に対し、裁判関係文書の提出期限を2週間延長するよう書面で要請した。
それによると、フェイスブックも同要請に異存はなく、一連の裁判手続きが延長されれば「和解協議がまとまりやすくなる」としている。
ヤフーとフェイスブックはともに同件に関するコメントを控えている。
これを受け、ジェフリー・ホワイト連邦地裁判事は20日、延期要請を承認した。
ヤフーは今年に入り、オンライン広告関連テクノロジーなど10件の特許を侵害したとしてフェイスブックを提訴。それに続き、フェイスブックもヤフーを逆提訴し、事態は両社が特許侵害を主張し合う訴訟合戦の様相を呈していた。
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