[サンフランシスコ 26日 ロイター] 米連邦地裁は26日、韓国サムスン電子005930.KSのタブレット端末「Galaxy Tab(ギャラクシータブ)10.1」について、米国での販売差し止め命令を出した。
同製品については、サムスンと特許侵害をめぐる訴訟合戦を繰り広げる米アップルAAPL.Oが裁判所に販売差し止めを請求していた。
この訴訟については、カリフォルニア州サンノゼの連邦地裁のルーシー・コー判事が先に、アップルの請求を却下したが、連邦高裁がコー判事に対し、審理のやり直しを命じていた。
コー判事は「サムスンは競争する権利があるが、特許を侵害した製品を大量に販売することによって不公正な競争を行う権利はない」と指摘した。
これにより、アップルはスマートフォンやタブレット端末の特許権をめぐるサムスンとの紛争において大きな勝利を収めたことになる。
この決定について、サムスン電子のスポークスマンのコメントは得られていない。アップルのスポークスマンは、サムスンによる「コピーの乱用」は誤っている、とする従来の立場を繰り返した。
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