for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

ECBが政策金利引き下げへ、市場は追加措置を期待

7月3日、欧州中央銀行(ECB)は5日の理事会で、政策金利を引き下げる見通し。フランクフルトで2005年11月撮影(2012年 ロイター/Kai Pfaffenbach)

[フランクフルト 3日 ロイター] 欧州中央銀行(ECB)は5日の理事会で、政策金利を引き下げる見通し。ユーロ圏のインフレ指標が落ち着いてることや、これまでユーロ圏のなかで比較的堅調だったドイツでも景気低迷の兆候がみられるなか、ECBは主要政策金利であるリファイナンス金利を過去最低の0.75%に引き下げると予想されている。

一方、下限金利の中銀預金金利をめぐっては、現行の0.25%から引き下げるかどうかで市場参加者の間で見方が分かれる。

ロイターが27日公表した最新の調査によると、エコノミスト71人のうち48人が、7月5日に0.75%への利下げが実施され、少なくとも2014年までその水準が続くと予想した。

ピーター・プラート専務理事は先月27日、追加利下げを行わない理由は何もないと発言、これを受け市場の利下げ観測は一段と高まった。

ECBは前回の理事会で、主要政策金利であるリファイナンス金利を1.00%に据え置いた。市中銀行がECBから借り入れる際の上限金利である限界貸出金利も1.75%に、市中銀行がECBに預け入れる際の下限金利である中銀預金金利も0.25%に、それぞれ据え置いた。

ロイターがユーロ圏の短期金融市場トレーダー28人を対象に実施した調査によると、中銀預金金利を引き下げるかどうかでは、見方が真っ二つに割れた。引き下げ予想と据え置き予想はともに14人だった。

ECBは過去2年間、2100億ユーロを投じてギリシャ、アイルランド、ポルトガル、スペイン、およびイタリアの国債を買い入れたが、このところはスペイン国債利回りが上昇するなど、債券買い入れの長期的な効果は出ていない。

ドラギ総裁は、欧州の常設の金融安定網となる欧州安定メカニズム(ESM)がECBの超低金利融資を利用できるようにするという他の危機対応策について、理事会後の記者会見で質問される可能性がある。

ECBはこれまで2度にわたり長期資金供給オペ(LTRO)を実施し、総額1兆ユーロを超える3年物資金を銀行システムに供給、一時は債券市場の緊張が和らいだ。ただ、LTROの効果は薄れつつあり、PIMCOのシニア・ポートフォリオ・マネジャー、アンドリュー・ボソムウォース氏は、追加のLTROが実施される可能性は低い、と指摘する。

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up