[ロンドン 3日 ロイター] 米航空機メーカー、ボーイングBA.Nは、今後20年間の需要は3万4000機(4兆5000億ドル相当)になるとの見通しを示し、予測を上方修正した。新興国市場の成長に加え、燃料効率の良い機種を求める動きが進むと見込んでいる。
昨年は2030年までに3万3500機(4兆ドル相当)の需要を見込んでいた。
同社は「中国、インドなど新興国市場の強い伸びが、今後20年の需要予測引き上げの主要因」と指摘。今後20年間に旅客数は毎年5%、貨物は5.2%の増加が見込まれると予想し、世界の航空機数は2倍に増加するとみている。
また「格安航空会社は、旅客需要を高めており、市場全体を上回るペースで成長している」とした。中国やインドなどの市場が成長を続けることから、アジア太平洋地域が機体需要を主導するため、世界全体では地域的に均衡するとの見通しを示した。
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