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英政府が融資促進策を発表、800億ポンドの低金利資金提供が柱

7月13日、英政府は、景気対策の一環として、個人・企業向け融資に対し中銀による総額800億ポンドの低金利融資を柱とする融資促進策を発表した。写真は2010年、ロンドンで撮影(2012年 ロイター/Toby Melville)

[ロンドン 13日 ロイター] 英政府は13日、景気対策の一環として、個人・企業向け融資に対し中銀による総額800億ポンド(1230億ドル)の低金利融資を柱とする融資促進策を発表した。ただ、発表直後にHSBCホールディングスHSBA.Lが不参加を表明するなど、前途は多難だ。

融資促進策については、オズボーン財務相とイングランド銀行(英中央銀行)のキング総裁が前月、財務省と中銀が共同で打ち出す方針を明らかにしていた。

具体的には、銀行などの金融機関は、融資残高の5%を限度に中銀から資金を借り入れることができる。安定的に融資を継続することを条件に、金利は年率0.25%に設定。ただ、融資を引き揚げた場合、金利は段階的に1.5%まで引き上げられる。

さらに、融資を拡大させた金融機関は、保有する担保を英国財務省証券と交換できる。これにより流動性の高い資産が増加し、融資に振り向けられる資金の増加が期待される。

不参加を表明したHSBC以外の大手金融機関は、今回の措置に対し、慎重ながらも歓迎する立場を示した。ただ、英国銀行協会(BBA)は、資金需要の低迷が融資の減退につながっているとの見方を示している。

IHSグローバル・インサイトのハワード・アーチャー氏は、「景気見通しは現在、非常に懸念すべき状態で、先行き不透明感も高い。リスクが関わっていることから、資金調達コストの水準にかかわらず、銀行の企業や個人への融資に対する消極姿勢は変わらない」との見方を示した。

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