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ユーロ/円が11年ぶり安値、スペイン懸念で=NY市場

[ニューヨーク 20日 ロイター] 20日のニューヨーク外国為替市場ではユーロが幅広い通貨に対して下落し、対ドルで2年ぶり安値を、対円では約11年ぶり安値をつけた。スペインのバレンシア州が中央政府に支援を求める方針を明らかにしたことを受け、同国が全面的な財政支援の要請に追い込まれるとの懸念が高まった。

7月20日、ニューヨーク外国為替市場ではユーロが幅広い通貨に対して下落し、対ドルで2年ぶり安値を、対円では約11年ぶり安値をつけた。マドリードで昨年9月撮影(2012年 ロイター/Juan Medina)

スペイン政府が2013年の経済成長率予測を0.5%に引き下げ、来年も景気後退が続く見通しとなったこともユーロを圧迫した。

これを受けてユーロは、豪ドル、カナダドル、ニュージーランドドルに対して過去最安値を、対英ポンドでは3カ月半ぶり安値をつけた。

スペイン自治州のうち、カタルーニャと並んで多額の債務を抱えているバレンシア州が、地方政府向けの180億ユーロの緊急融資枠を活用して中央政府に金融支援を要請する考えを明らかにしたことを受け、ユーロ圏債券市場ではスペインの5年債と10年債の利回りがユーロ導入後の最高水準に達した。

ユーロ圏財務相はこの日の電話会議でスペイン銀向け支援策を最終承認したが、地合いの改善にはつながらなかった。

ユーロ/ドルは一時1.2143ドルまで売られ、2010年6月半ば以来の安値をつけた。終盤の取引では約1%安の1.2159ドル。前週末比では約0.7%安で、3週連続の下落となっている。

ユーロ/円は一時約11年ぶり安値となる95.34円まで下落した。

ユーロはノルウェークローネに対しても4カ月ぶり安値を、スウェーデンクローナに対しては11年半ぶり安値をつけた。

欧州中央銀行(ECB)がギリシャ国債を資金供給オペの適格担保から除外すると発表したこともユーロ売りを加速させた。

市場関係者によると朝方は、合意した改革を履行できない国はユーロから離脱すべきとした独連立与党メンバーの発言が独紙で報じられたのを手掛かりにユーロが売られた。

中国経済の減速をめぐる懸念にもかかわらず資源国通貨が対ユーロで上昇していることについて、アナリストの多くは、ユーロ安が続く可能性があることを示唆していると指摘する。

また、米連邦準備理事会(FRB)が追加緩和に踏み切るとの観測が商品相場や豪ドルの支援材料になる可能性があるとみている。

JPモルガンは20日の顧客向けノートで、ECBが10月にリファイナンス金利と中銀預金金利の追加引き下げを行うとの見通しを明らかにし、ユーロ売りを誘った。

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