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世界の富裕層、租税回避地に持つ資産は最大2500兆円

7月22日、世界の富裕層と親族が租税回避地(タックスヘーブン)に貯蓄している隠れ金融資産は、最大32兆ドル(約2500兆円であることが調査で明らかに。写真は昨年2月撮影(2012年 ロイター)

[ロンドン 22日 ロイター] 租税回避地に反対している圧力団体「タックス・ジャスティス・ネットワーク」の依頼で製作されたリポートによると、世界の富裕層と親族が租税回避地(タックスヘーブン)に貯蓄している隠れ金融資産は最大32兆ドル(約2500兆円)で、所得税収の損失は最大2800億ドルに達するとの算出を明らかにした。

リポートは、コンサルタント大手マッキンゼーのチーフエコノミストだったジェームズ・ヘンリー氏が執筆。海外口座に預けられた世界の民間資産(不動産、金、ヨット、競走馬などを除く金融資産)の規模を調査対象とし、21─32兆ドルと試算した。

調査には、世界銀行、国際通貨基金(IMF)、国連、および各中銀のデータを使用したという。

リポートはまた、富裕層が各国の税当局の監督不可能な形でタックスヘーブンに貯蓄している資産が、139の途上国の歳入に与えている影響にも言及。1970年代から2010年の期間に、これら139カ国の最富裕層が貯蓄した「未申告海外資産」は、累計7兆3000億─9兆3000億ドルに達していると述べた。

ヘンリー氏は声明で、オフショアに貯蓄されている民間資産は「世界経済の巨大なブラックホールとなっている」と述べた。

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