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7月のHSBC中国製造業PMI速報値、5カ月ぶり高水準

[北京 24日 ロイター] HSBCが24日発表した7月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI、季節調整済み)速報値は49.5と、6月改定値の48.2から上昇し、2月以来、5カ月ぶりの高水準となった。生産の回復が寄与した。

7月24日、HSBCが発表した7月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI、季節調整済み)速報値は49.5と、5カ月ぶりの高水準となった。写真は安徽省の繊維工場で昨年3月撮影(2012年 ロイター)

PMIは50を上回れば景況感の改善を、下回れば悪化を示す。

速報値は85─90%の回答を得た時点で算出した数値で、約1週間後に改定値が発表される。

7月速報値では、PMI構成項目の生産指数が51.2と、節目の50を上回り2011年10月以来の高水準に上昇。

さらに新規受注指数が3カ月ぶり高水準に、新規輸出受注指数は5月以来の高水準となった。

半面、雇用指数は6月から悪化し、2009年3月以来の低水準となった。

HSBC(香港)の中国担当チーフエコノミスト、屈宏斌(ホンビン・チュー)氏は「経済成長と雇用の支援に向けた追加緩和の必要性を示す結果だ。われわれは、インフレ率が急速に低下すれば中国当局が追加緩和を実施することが可能となり、その後数カ月かけて緩和措置の効果が隅々に行きわたれば、成長が一段と改善すると予想する」との見解を示した。

<雇用が最重要>

アナリストの間では、大量の新卒者や地方からの出稼ぎ者を吸収できる雇用の伸び達成が期待できるPMIは48との見方が多い。

7月速報値はそれを上回ったが、雇用指数が3年4カ月ぶりの低水準になったことが懸念材料だ。

今年、指導部交代を控えた中国共産党にとって、雇用は極めて重要な問題。

政府が2008年、4兆元(6350億ドル)もの大規模景気刺激策を講じたのも、失業問題が理由とアナリストは指摘する。

ただ、この景気刺激策は弊害ももたらし、政府はいまなお後始末をしている状態。景気減速の兆候が出ていても、大規模刺激策を再発動しようという姿勢をみせていない。

第2・四半期の成長率が前年比7.6%と、政府目標(7.5%)すれすれまで減速したが、求人件数は、過去約10年の水準を上回るとされる。

ノムラの中国担当チーフエコノミスト、Zhang Zhiweiは、PMIを、中国経済の減速が第2・四半期で止まったことを裏付ける材料とみており、「第3・四半期は8.1%に回復するだろう」とロイターに語った。

*情報を追加して再送します。

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