[サンフランシスコ 20日 ロイター] ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)大手の米フェイスブックFB.Oのディレクター、ピーター・ティール氏が先週、4億ドル相当の同社株を売却した。規制当局への報告で明らかになった。
ティール氏は新規株式公開(IPO)の後に既存株主などによる売却が禁止される第1次ロックアップ期間第1弾が終了したことを受け、16日と17日に1株当たり平均19.27─20.69ドルで持ち株を売却した。約2000万株を売却したが、これは5月18日に決めた取引計画に基づくものという。
ティール氏は売却後も約560万株を保有している。ティール氏の広報担当者は売却に関するコメントを控えた。
別の報告によると、ベンチャーキャピタルのアクセル・パートナーズも、約7500万株をファンドのパートナーに分配。これらのパートナーはフェイスブック株の売却や保有を適宜決めることができる。
さらなるロックアップ規制が解かれることで、年末までに既存株主や従業員が保有する14億株超が取引可能な状態になる。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」