[ワシントン 7日 ロイター] ロイターとイプソスが実施した最新の世論調査によると、11月6日の米大統領選に向け、オバマ大統領(民主党)の支持率が共和党の候補、ミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事を再び上回った。
今週ノースカロライナ州シャーロットで開催された民主党全国大会が追い風になったとみられる。
調査は7日朝までの4日間にわたり、1434人の登録有権者を対象にオンラインで実施された。それによると、オバマ大統領の支持率が46%となったのに対し、ロムニー氏は44%となった。オバマ大統領は6日夜に終了した民主党全国大会で、大統領候補指名を受諾。受諾演説は全米に放映された。
これまでの数日間は、前週にフロリダ州タンパで開かれた共和党の全国大会で大統領候補指名を受諾したロムニー氏の支持率が、オバマ大統領を1─2%ポイント上回っていた。
イプソスの調査担当者、ジュリア・クラーク氏は、「支持率はわずかに動いただけだが、動いた方向から、党大会効果が薄れた後の初期の兆候がうかがえる可能性がある」と述べた。
ただ今回の調査は、7日朝に労働省が発表した8月の雇用統計は反映されていない。同統計では、非農業部門雇用者数が前月比9万6000人増にとどまり、市場予想の12万5000人増を下回った。
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