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インタビュー:「プレステ3」でゲーム事業の黒字確保=SCE社長

9月20日、ソニーのゲーム子会社ソニー・コンピュータエンタテインメントのアンドリュー・ハウス社長は、12年度のゲーム事業について、「プレイステーション3」がけん引して、同事業の黒字は達成できるとの見通しを示した。写真は千葉で撮影(2012年 ロイター/Toru Hanai)

[幕張 20日 ロイター] ソニー6758.Tのゲーム子会社ソニー・コンピュータエンタテインメントのアンドリュー・ハウス社長は20日、12年度のゲーム事業について、携帯ゲーム機の販売計画を下方修正したものの、据置型ゲーム機「プレイステーション3」がけん引して、同事業の黒字は達成できるとの見通しを示した。

同社のゲーム事業は、携帯ゲーム機「プレイステーションVITA」を2011年12月に発売以来、12年1―3月期と4―6月期に2四半期連続で営業赤字を計上。8月2日の第1・四半期決算発表では、13年3月期通期の携帯ゲーム機(VITAとPSPの合算)の販売計画を1200万台(期初計画1600万台)に下方修正した。

20日から千葉市の幕張メッセで開催しているゲーム展示会「東京ゲームショウ」でロイターのインタビューに答えたハウス社長は、携帯ゲーム機は業界全体の動向をみて下方修正したものの、プレステ3など据置型ゲームの累計販売台数は3月末で6390万台を超えており、4月以降も拡大していることから「ソフト販売に期待ができる」と強調。さらに、プレステ3のネットワーク接続率が80%に達していることも、ソフトの売上に貢献するとの見方を示した。

テレビ事業が不振のソニーは、ゲーム事業について、デジタルイメージング(デジタルカメラとセンサー)、モバイル(スマートフォン・タブレット端末・パソコン)に並ぶ重点領域と位置付けている。14年度には、ゲーム事業の売上高を1兆円(11年度は8049億円)、営業利益を800億円(同293億円)とする目標を設定。ハウス社長は「それに関しては自信を持っている」と述べて達成可能との認識を示した。

14年度のモバイル事業の売上高計画は1兆8000億円。スマホの機能向上とともにゲーム専用機の市場が減っていくとの見方があるが、ハウス社長は「(モバイルとゲームの)カニバリゼーション(共食い)はないようにしている」と述べた。その上で、モバイルとゲームの融合については、スマホで遊べるプレイステーションソフト「プレイステーションモバイル」を10月3日から配信開始することで「いい戦略だと思って強化している」との認識を示した。

(ロイターニュース 村井令二 テイム・ケリー 編集:佐々木美和)

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