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日本の債務残高と邦銀の債券保有増大はリスク=IMF金融資本市場局長

10月10日、IMFのビニャルス金融顧問兼金融資本市場局長は、日本の高水準の債務残高と金融機関の債券保有額増大は安定性への大きなリスクだと指摘した。写真は昨年8月、都内で撮影(2012年 ロイター/Issei Kato)

[東京 10日 ロイター] 国際通貨基金(IMF)のビニャルス金融顧問兼金融資本市場局長は10日、国際金融安定性報告書(GFSR)発表後に記者会見し、日本の高水準の債務残高と金融機関の債券保有額増大は安定性への大きなリスクだと指摘、「財政の崖」などの問題を抱える米国と同様に政策対応の計画を直ちに策定すべきと語った。

ビニャルス金融資本市場局長は世界の金融安定性の持続にはさらなる政策努力が必要とした上で、ユーロ圏から日米が学べる重要な教訓は、市場における緊張が高まるまで政策調整を遅らせると金融の混乱を招くということだと指摘した。

とくに日本に関しては、欧州危機などに伴う安全網への逃避で米国とともに恩恵を受けているが、日本国債は邦銀が多く保有しており、リスクになっていると警告。重要なのは中期的な財政健全化の努力でまずリスクフリーアセットである国債の安全性を維持し、これを補完する上で、とくに国債保有残高の高い地銀の自己資本を国際業務を行っている銀行と同様に高める必要があると語った。

先進国の量的緩和政策が新興国へ与える影響については、「新興市場へ資金は確かに流れているが、価値ある対価だと思う」とし、「先進国の伝統的あるいは非伝統的な緩和政策は回復を持続させ、ユーロ圏のようなリスクを回避するためのものだ。これは新興国にとってもプラスで、正当化できる」と語った。

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