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米製造業決算で需要低迷浮き彫り、GEなどは売上高予想下回る

[ニューヨーク 19日 ロイター] 米ゼネラル・エレクトリック(GE)GE.Nやハネウェル・インターナショナルHON.Nなど大手製造業4社が19日発表した決算は、いずれも売上高が市場予想を下回り、世界各地で需要低迷が続く状況が浮き彫りになった。

10月19日、米ゼネラル・エレクトリック(GE)など大手製造業4社が発表した決算は、いずれも売上高が市場予想を下回り、世界各地で需要低迷が続く状況が浮き彫りになった。写真は2009年、マサチューセッツ州で撮影(2012年 ロイター/Brian Snyder)

製造業部門では来週もキャタピラーCAT.NやデュポンDD.N、3MMMM.N、ボーイングBA.N、プロクター・アンド・ ギャンブル(P&G)PG.Nなど大手の決算発表を控えている。

GE、ハネウェル、インガーソル・ランドIR.N、パーカー・ハニフィンPH.Nの製造業4社の決算はいずれも売上高がアナリスト予想を下回り、ICAPエクイティーズのマネジングディレクター、ケン・ポルカリ氏は「売上高が予想に届かないケースが相次いでいる。幅広い分野でこうした傾向が見られる」と述べた。

一方、今後の見通しは各社まちまちとなった。インガーソルとパーカー・ハニフィンの見通しは投資家の失望を誘ったが、GEのハネウェルは通年の見通しを据え置いた。

利益はパーカー・ハニフィン以外で増加した。

GEの第3・四半期決算は航空、ヘルスケア部門の売上高が1%減少。全体の売上高は2.8%増の363億5000万ドルで、市場予測の369億4000万ドルを下回った。

ハネウェルの第3・四半期決算は10%増益。天然ガス価格の下落が化学部門UOPの利益を押し上げ、欧州での落ち込みを相殺した。

キャピタル・アドバイザーズのキース・ゴッダード最高経営責任者(CEO)は最近の多国籍企業の決算について、コスト削減などの取り組みを通じた利益押し上げが限界に達しつつある可能性があるとの見方を示し、今後、利益率の大幅改善は見込まれないと指摘した。

<ドル高の影響>

GEとハネウェルの幹部はいずれも第3・四半期決算について、比較対象の前年同期に米債務上限引き上げをめぐる与野党の対立を受けてドルが下落したことから、為替変動の影響が大きく出たと説明した。

GEのキース・シェリン最高財務責任者(CFO)は、前年と比べてドルは14%上昇していると指摘。

ハネウェルのデーブ・アンダーソンCFOは、ドル高が2012年の営業利益を1億ドル押し下げるとの見方を示した。

同社は2013年の業績について慎重な見通しを示し、既存事業からの売上高の伸びは1桁台前半にとどまると予想した。ただ、利益率は上昇するとした。

パーカー・ハニフィンは第3・四半期の利益が予想を下回り、通年(13年6月終了)の利益見通しを下方修正した。

インガーソルは欧州の不振が売上高を圧迫したものの、利益は予想を上回った。

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