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ユーロ下落、スペイン国債利回り上昇でリスク回避の動き=NY市場

[ニューヨーク 23日 ロイター] 23日終盤のニューヨーク外国為替市場では、ユーロが対円で下落。対ドルでも1週間ぶりの安値をつけた。世界経済減速をめぐる懸念に加え、スペイン国債の利回り上昇でリスク回避の動きが強まった。

格付け機関ムーディーズ・インベスターズ・サービスは、同国5州の格付けを1─2段階引き下げたと発表した。これを受け、スペイン国債の利回りが上昇した。

欧州の経済指標もユーロを圧迫。10月のフランス製造業景況感指数が約2年ぶりの低水準となり、同国経済をめぐる懸念が高まった。

ユーロ/ドルは0.6%安の1.2982ドル。一時10月16日以来の安値となる1.2950ドルをつけた。ユーロは9月中旬以降、1.2800―1.3170ドルのレンジで推移している。

バンク・オブ・ウエストの外国為替アドバイザー、ショーン・コットン氏は、悲観的なメディア報道を受けてユーロ売りが再び広がったと指摘。「投資家は不安になり、ドルの逃避買いに動いている」と話した。

ユーロはここ最近、スペインが全面支援を要請し、欧州中央銀行(ECB)が同国債の買い入れを始めるとの期待から上昇していた。ただ、スペインの支援要請時期が依然明確になっておらず、このことがユーロの上値を抑えている。

主要6通貨に対するICEフューチャーズUSのドル指数.DXYは0.3%高の79.923。一時ほぼ2週間ぶりの高値となる80.062に上昇した。

コモンウェルス・フォーリン・エクスチェンジの首席マーケットアナリスト、オマー・エシナー氏は、米経済の回復ペースが他の先進国よりも速いことを示す兆しが続いているとし、中期的にファンダメンタルズの面からドルを支援するとの見方を示した。

円は、今月30日に開かれる金融政策決定会合で日銀が追加緩和策を打ち出すとの観測を背景に引き続き不安定な値動きとなった。

円は海外市場での取引で、対ドルで一時3カ月ぶり安値に下落。対ユーロでも5カ月ぶり安値をつけた。

ただドルはその後、対円で下げに転じた。ドル/円は終盤、0.1%安の79.84円で取引された。ドルの下落は過去9営業日で初めて。

城島光力財務相は23日、閣議後の会見で、政府が日銀に20兆円の基金増額など追加緩和を求めているとの一部報道を「事実ではない」と否定した。これを受け、円は安値から戻した。

ユーロ/円は終盤、0.7%安の103.52円。

ドルはカナダドルに対しては上昇。終盤に0.1%高の0.9926カナダドルで取引された。カナダ銀行(中央銀行)はこの日、政策金利である翌日物金利を1%に据え置いが、今後徐々に利上げを行う必要が生じるとの見通しを示した。

*内容を追加して再送します。

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