for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

FRBとECB、さらなる緩和策の可能性=PIMCOエルエリアン氏

10月24日、PIMCOのエルエリアンCEOは、ECBとFRBがさらなる緩和策を実施する可能性が非常に高い、との見方を示した(2012年 ロイター/Carlo Allegri)

[ニューヨーク 24日 ロイター] 世界最大の債券運用会社、米パシフィック・インベストメント・マネジメント・カンパニー(PIMCO)のモハメド・エルエリアン最高経営責任者(CEO)兼共同最高投資責任者(CIO)は24日、欧州中央銀行(ECB)と米連邦準備理事会(FRB)はさらなる緩和策を実施する可能性が非常に高い、との見方を示した。エコノミスト誌主催のコンファレンスで語った。

同CEOは、ECBとFRBは問題解決の時間を議会に与えるため「あらゆる手段を尽くしている」と指摘。

米議会が「財政の崖」を回避するため「ミニ合意」に達する確率は60―70%ある、との認識を示した。

FRBとECBが進めている前例のない金融緩和策に関しては、バーナンキ議長、ドラギ総裁とも、大規模な資産買い入れがリスクを伴うことを認識しているとしながらも、「両トップは資産買い入れにコミットしており、その規模を減らす前に拡大することは疑いの余地がない」と語った。

さらに「彼らがさらなる行動を取る可能性は非常に高い」とする一方、中央銀行の力だけでは欧米経済を立ち直らせることはできないと指摘。「現在は、中央銀行が時間を稼ごうとしている。バーナンキ議長が言っているように、彼らは利益にはコストとリスクが伴うことを知っている」と述べた。

エルエリアン氏はまた、米国や欧州の政治家が論争を繰り広げ、決断できずにいることを批判。政府が対応を取ることができなければ、ギリシャなどで起きている社会不安が拡大する恐れがあると警告した。

欧米経済に関しては、今後12カ月は米国の国内総生産(GDP)伸び率が1.5―2%で推移すると予想。欧州経済は1.0―1.5%のマイナス成長となるが、国ごとに大きな格差が生じるとの見方を示した。中国経済の成長率は前年比6.5―7%になると予測した。

積極的な金融緩和策を受け、米国の債券利回りが過去最低水準に低下しているため、その急反動に対する懸念が投資家の間に広がっていることについては、債券価格の急落はあり得るが可能性は低いと指摘。「金利は当面、レンジ内での動きが続くだろう」との見通しを示した。

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up