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ホンダが誤って決算を早く開示するハプニング、株価は後場急落

10月29日、ホンダが決算資料を予定よりも大幅に早く開示するハプニングがあった。23日撮影(2012年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 29日 ロイター] 主要企業の決算が本格化してきた29日、ホンダ7267.Tが決算資料を予定よりも大幅に早く開示するハプニングがあった。決算内容が通期予想の下方修正だったこともあり、午後に入って同社の株価は急落した。

毎回午後3時に決算を発表しているホンダは、29日も同時刻に開示する予定だった。しかし、午前中に誤って自社ホームページに資料を掲載。ホンダによると、午前10時半から20分ほど公開され、50件程度のアクセスがあったという。社内で気づいていったん取り下げたものの、東証から指示を受け、正午に発表時間を早めることになった。

後場が始まるとホンダの株は売られ、一時は前営業日終値から146円安い2370円まで下落。結局この日は117円安の2399円で引けた。

証券ジャパン・調査情報部長の大谷正之氏は「下方修正はある程度予想されていたが、唐突に発表されたことでネガティブ・サプライズとなり、後場寄りは売り気配となった」と指摘。その上で「情報の公平性ということでも問題があろう」としている。

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