[ワシントン 19日 ロイター] 米国際貿易委員会(ITC)は19日、米アップルAAPL.Oが「iPod(アイポッド)タッチ」、「iPhone(アイフォーン)」、「iPad(アイパッド)」の製造過程で韓国サムスン電子005930.KSの特許を侵害していないとの判断を下した仮決定を見直すと発表した。
ITCの判事は9月、アップルによる特許侵害はないとの仮決定を下した。今回ITCには仮決定を支持する選択肢もあったが、見直しを選んだ。最終決定は1月に発表される。
もしアップルの特許侵害が認定されれば、米国内での販売が禁止される可能性もある。
アップルとサムスンはお互いを相手取った特許侵害訴訟を10カ国余りで繰り広げている。
8月には、米カリフォルニア州連邦地裁で行われたスマートフォン(多機能携帯電話)などの特許侵害をめぐる訴訟でアップルが全面勝利した。同訴訟では10億ドルを超えるアップルの損害が認定されたが、サムスン側が控訴している。
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