[25日 ロイター] 米アップルAAPL.Oは米カリフォルニア州サンノゼの連邦地裁に対し、同社が韓国サムスン電子005930.KSを相手取って争う特許侵害訴訟の対象に「サムスン・ギャラクシーノート II」など6機種を新たに加えるよう書面で申し立てを行った。
23日付の同書面によると、アップルはこのほか基本ソフト(OS)アンドロイドの最新版「ジェリービーン」を採用した「サムスン・ギャラクシーS III」、「サムスン・ギャラクシータブ 8.9 ワイファイ」、「サムスン・ギャラクシータブ II 10.1」、「サムスン・ラグビープロ」、「サムスン・ギャラクシーS III ミニ」を訴訟対象に含めることを求めている。
同裁判所の陪審団は8月24日、アップルとサムスンの特許侵害訴訟でサムスンの特許侵害を認め、同社に対してアップルに10億5000万ドルの賠償金を支払うよう命じたが、両社は現在も、同地裁でさらに2件の特許侵害訴訟を争っている。
今回問題になっている特許訴訟第2弾については、アップルが今年2月にサムスンの「ギャラクシーネクサス」など一連のスマートフォン(多機能携帯電話)およびタブレット製品がアップルの特許8件を侵害しているとしてサムスンを提訴。サムスン電子もこれに対し、アップルの「iPhone(アイフォーン)」や「iPad(アイパッド)」が自社の特許8件を侵害していると逆提訴していた。
アップルが今回、サムスン製品6機種について訴訟対象への追加を申し立てたことについては、今のところサムスン電子のコメントは得られていない。
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