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景気ウォッチャー調査は4カ月ぶり上昇、消費復調などで下げ止まり

12月10日、11月の景気ウォッチャー調査では、現状判断が4カ月ぶりに上昇し、街角景気に久しぶりに明るさがうかがえるコメントも増えた。写真は2009年、都内で撮影(2012年 ロイター)

[東京 10日 ロイター] 内閣府が10日に発表した11月の景気ウォッチャー調査では、現状判断が4カ月ぶりに上昇し、街角景気に久しぶりに明るさがうかがえるコメントも増えた。景気の現状判断DIは40.0で、前月比1.0ポイント上昇し、4カ月ぶりの上昇。企業動向関連、雇用関連、家計動向関連ともに上昇した。横ばいを示す50の水準は7カ月連続で下回った。

2─3カ月先を見る先行き判断DIは41.9で、前月比0.2ポイント上昇。7カ月ぶりの上昇となった。50の水準を7カ月連続で下回った。

内閣府は、景気ウォッチャー調査の判断の表現を「景気はさらに弱まっている」から「引き続き弱い」に変更した。

家計動向は、日中関係悪化により旅行等が引き続き影響を受けているが、気温低下で冬物商材の動きが好調だったことや、消費増税前の住宅駆け込み需要などで明るさが出てきた。「冷え込みで冬物衣料の売り上げが急回復している。客数および客単価は伸びている」(北海道・百貨店)、「宴会や披露宴、レストランに関しては通常通り売り上げが上がるが、宿泊に関しては中国からの観光客は全く来なくなり厳しい」(九州・観光型ホテル)「消費増税前の駆け込み需要でリフォーム・回収工事が少しずつ出始めている」(東海・住関連専門店)などのコメントが目立つ。

企業動向では円高一服で採算が改善したことや、受注量そのものが回復してきた企業もある。「円安により採算が好転している」(四国・一般機械器具製造業)、「自動車部品については円安に推移していることから輸出環境はやや良くなっている」(東北・一般機械器具製造業)といった声もある。

雇用関連では、年末年始の派遣依頼増加などが背景で上昇した。「年末年始に向けて単発の派遣依頼は前年より少し増えている」(北陸・人材派遣会社)「年末に向けたアルバイトなど非正規社員の求人が目立ち、正社員求人の伸びは鈍化している」(近畿・職業安定所)など、一時的な非正規雇用の募集が目立つ。

先行きは、わずかに上昇見通しだが、不安と期待が交錯している。「円安や株価上昇により景気回復に期待が持て、消費は活性化すると考えている」(四国・商店街)と期待のコメントがある一方で「消費増税も含めて家計負担が今後増大するため、消費マインドが今後も冷え込んでいくと考えられる」(南関東・百貨店)との見通しもある。

(ロイターニュース 中川泉)

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