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12年携帯純増数でドコモが5年ぶり3位転落、KDDI2位奪還

[東京 10日 ロイター] 携帯電話各社が10日発表した2012年の年間契約数によると、新規契約から解約を差し引いた純増数で、ソフトバンク9984.T子会社のソフトバンクモバイルが5年連続首位となった。一方、NTTドコモ9437.Tが5年ぶりに3位に転落し、KDDI9433.Tが2位を奪還した。

1月10日、携帯電話各社が発表した2012年の年間契約数によると、新規契約から解約を差し引いた純増数で、ソフトバンクモバイルが5年連続首位となった。都内で2011年5月撮影(2013年 ロイター/Yuriko Nakao)

年間純増数は、ソフトバンクが348万6700件(11年は343万5400件)。米アップルAAPL.O製のスマートフォン(多機能携帯電話=スマホ)「iPhone(アイフォーン)」の人気の継続が支えた。KDDIは251万9700件と、前年(177万0500件)から75万件近く伸ばした。11年秋から販売を開始したiPhoneを中心に、端末の品ぞろえ強化などが寄与した。

一方、NTTドコモは136万3700件と前年(241万4400件)から100万件以上も減った。iPhoneといった人気機種や低料金を志向した顧客が他社に流出した。ドコモの3位転落は、通信会社を変更しても同じ電話番号が使える「番号継続制度(MNP)」が初めて通年で寄与した07年以来5年ぶり。

<KDDI年間転入超過数は過去最高>

12年のMNPでは、KDDIが93万3000件の転入超過となり、MNP開始以来、携帯3社の中で過去最高を記録した。端末の品ぞろえ強化に加え、ケーブルテレビの加入者にスマホの通信料金を割り引くサービスなども顧客の乗り換えを促した。

一方、ソフトバンクは39万3300件の転入超過で、KDDIに2倍以上の差をつけられた。NTTドコモは131万3200件の転出超過だった。同社はMNP開始が通年で寄与した07年以来、転出超過が続いており、年間としては過去最大の流出となった。

<12月はドコモ純増に戻る>

同日発表した12年12月の月間純増数では、ソフトバンクが27万4700件(前年同月は37万7300件)となり、12カ月連続で首位を維持した。同社によれば、昨秋発売したiPhone5のほか、「PANTONE」シリーズも好調だった。

2位はKDDIで23万9200件(同29万4300件)。iPhone5に加え、KDDIが台湾の宏達国際電子(HTC)2498.TWと共同開発した「HTC J バタフライ」が「幅広い顧客層に売れている」(KDDI広報)という。

3位のNTTドコモは23万5100件。ソニーの携帯ゲーム機向けプリペイド契約数の増加という特殊要因のあった前年同月(42万9900件)からは20万件ほど落ちたが、5年3カ月ぶりに純減(4万0800件)に陥った11月から純増に戻った。冬モデルがすでに全機種投入された効果が寄与した。

MNPの転入超過数では、KDDIが10万2400件(前年同月は5万5400件)で15カ月連続首位となった。ソフトバンクは3万0900件(同3万9000件)で、KDDIとは3倍超の開きがあった。一方、NTTドコモは13万2100件(同9万4400件)の転出超過。11月の21万2100件からは若干改善したものの、09年2月から続いている顧客流出の状況に変わりはない。

(ロイターニュース 白木真紀;編集 山川薫)

*情報を追加し、写真を差し替えて再送します。

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