[28日 ロイター] 全米小売業協会(NRF)は28日、給与税引き上げが消費者の裁量支出を圧迫することが見込まれるなか、2013年の米小売売上高が前年比3.4%増と、前年の4.2%増から鈍化するとの見通しを示した。
同見通しは、この3年で最低の水準。また、インフレ率が低下し、雇用情勢の回復が遅いペースにとどまるとの想定に基づく。自動車ディーラー、ガソリンスタンド、レストランの売上高は含まれていない。
増税に加え、新医療保険制度の導入に伴い、個人の保険料負担拡大が予想されており、これら要因が今年の消費支出を押し下げる公算が大きい。
NRFのマシュー・シェイ最高経営責任者(CEO)は、2013年について、より安い商品を求める消費動向になるとの見通しを示した。
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