米人質事件が7日目に終結、犯人死亡・5歳児は無事保護

［４日　ロイター］　米アラバマ州ミッドランドシティーで、男がスクールバスの運転手を射殺し、５歳の男児を人質に取って地下施設に立てこもっていた事件で、捜査当局は４日、連邦捜査局（ＦＢＩ）の救出作戦で男が死亡し、男児を無事保護したと明らかにした。

ＦＢＩは事件発生から７日目を迎えた同日、「差し迫った危険がある」として救出作戦に踏み切った。地元当局者は「すべて終わった。男の子は無事だ」と話した。

死亡した男は、元トラック運転手でベトナム帰還兵のジミー・リー・ダイクス容疑者（６５）。同容疑者は先月２９日、自宅近くでスクールバスに乗り込み、バスの運転手（６６）を拳銃で４発撃って殺害した後、男児を拉致した。運転手はバスに乗っていた子ども約２０人を守ろうとしていたところ銃撃された。

捜査関係者の話によると、救出作戦では閃光弾などが用いられたとみられるが、詳しい状況は明らかになっていない。