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三菱自、アウトランダーPHEVで電池発熱事故

[東京 27日 ロイター] 三菱自動車工業7211.Tは27日、プラグインハイブリッド車「アウトランダーPHEV」に搭載しているリチウムイオン電池が発熱し、バッテリーパックの一部が溶ける事故が起きたと発表した。原因究明まで同車の生産・販売を停止する。

3月27日、三菱自動車工業は、プラグインハイブリッド車「アウトランダーPHEV」に関して、搭載しているリチウムイオン電池が発熱し、バッテリーの一部が溶損する事故が起きたと発表した。ニューヨーク市で2011年4月撮影(2013年 ロイター/Jessica Rinaldi)

また、同社の水島製作所(岡山県倉敷市)では、電気自動車(EV)「アイミーブ」用のバッテリーパック(リチウムイオン電池)1個の火災が発生。原因究明までアイミーブと商用車タイプEVの「ミニキャブ・ミーブ」の一部生産・販売を停止する。

これらの電池は、いずれもジーエス・ユアサ コーポレーション6674.T、三菱商事8058.T、三菱自の共同出資会社リチウムエナジージャパン(滋賀県栗東市)が製造したもの。

アウトランダーPHEVについては、今月20日に販売会社が納車準備のため充電した車両を翌21日に動かそうとした際、異臭に気付き、調べたところ、駆動用バッテリーパックの一部が溶けていた。原因について三菱自動車は「電池の製造ラインにおける不具合の可能性がある」と説明。会見した中尾龍吾取締役は、1─2週間以内に原因を究明する方針を示した。原因究明まで生産・販売を停止するほか、顧客には充電をしないよう呼びかける。

同車は今年1月24日に発売したばかりで、登録車数は4056台。海外では販売していない。

一方、水島製作所では今月18日、EV用バッテリーパック組立工場のバッテリー検査室で、検査のために充電中だったアイミーブ用バッテリーパック1個が過熱し、発火する事故が起きた。充放電設備のケーブルを焼損したが、工場建屋や設備本体への被害はなかった。

原因について三菱自動車は、電池サプライヤーのバッテリー製造工程の変更に関連した不具合の可能性があるとみている。この工程変更後に製造された電池を搭載した車両は、国内向けに68台出荷しているという。

同社は原因究明を進めると同時に、これらの車両のチェックを行う。原因が究明されるまでは、リチウムエナジージャパンが製造したバッテリーパックを搭載したアイミーブとミニキャブ・ミーブの生産・販売を停止する。

同社の広報担当者によると、アウトランダーPHEVとアイ・ミーブの電池は、容量は異なるが、基本的な構造は同じ。

運航停止となっているボーイング787型機のリチウムイオン電池との関連について中尾取締役は「何とも言えない」としたうえで、今回不具合が起きた自動車用の電池とは設計や製造場所が異なると語った。

(ロイターニュース 大林優香 ティム・ケリー;編集 橋本浩)

*内容を追加して再送します。

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