[北京 3日 ロイター] 中国国家統計局が発表した3月の中国非製造業購買担当者景気指数(PMI)は55.6となり、2月の54.5から上昇した。
2カ月ぶりの高水準。中国の景気が緩やかな上昇傾向にあるとの見方が強まりそうだ。
PMIは50を上回ると景況の改善、下回ると景況の悪化を示す。
建設分野のサブ指数が2月から4.5ポイント上昇し、62.5となったことがけん引した。建設業界は政府のインフラ投資の恩恵を受けている。
ただし、サービス分野全体の新規受注のサブ指数はわずか0.2ポイント上昇の52.0で、回復が総じて緩やかなものであることが示された。
国家統計局の声明によると、インターネットやソフトウエアといった情報産業、ホテル業界、通信、放送、テレビ・衛星放送の送信サービス、小売りや不動産業界の全ての新規受注指数が50を上回る水準を維持している。
一方、ケータリング、物流、輸送分野は50の水準を下回り、活動が減速したことが示された。
国家統計局が1日に発表した3月の製造業PMIは11カ月ぶり高水準を記録したものの、予想は下回った。
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