[ワシントン 5日 ロイター] 米国際貿易委員会(ITC)の判事は、韓国のサムスン電子005930.KSが、スマートフォン(多機能携帯電話)やタブレット端末にテキスト選択機能を搭載したことで、米アップルAAPL.Oの特許を侵害しているとの仮決定を下した。
マイク端子へのデバイス接続を検出するアップルの特許についてはサムスンは侵害していないと判断した。
今回の判断は3月26日に下されたが、両社に機密情報の編集を認めるため、4月4日まで公表されなかった。
今後、ITC総体がこの仮決定を支持するか、覆すかを決定する。最終判断は8月に出される予定。
仮決定が支持されれば、ITCは特許侵害を認めた製品の米国への輸入禁止を命令できる。アップルは、サムスンの「ギャラクシー」、「トランスフォーム」、「ネクサス」などの製品にアップルの特許を侵害した技術が使われていると主張している。
ITCのトーマス・ペンダー判事は昨年10月、サムスン電子がアップルの特許4件を侵害し、2件は侵害していないとの仮決定を下した。ITC総体はその後、特許侵害を認めた2件について判断の見直しを求め、同判事に差し戻していた。
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