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EUが北朝鮮に書簡送付へ、全面戦争の脅威ないと説得

[ブリュッセル 9日 ロイター] 欧州連合(EU)は北朝鮮に対し、全面戦争が近づいているとする同国の分析には同意できないとし、核開発、および弾道ミサイル計画については、これまでに発動された国連制裁措置を念頭に対処するよう要請する書簡を送付する。

EU加盟27カ国は9日、書簡の内容で合意。10日に在平壌スウェーデン大使館を通して北朝鮮当局に届けられる見通し。

EUは同書簡を通して、外交官と外国公館の保護を定めたウィーン条約の下で求められる義務を思い起こすよう促し、国外に脅威が存在するとする北朝鮮の見方にEUは同意しないとの立場を伝える。

北朝鮮は前週、今月10日以降は安全を保証できないとして、平壌にある外国大使館に対し職員の国外退避を検討するよう勧告。

EU加盟27カ国のうち、ドイツ、スウェーデン、英国、ポーランド、チェコ、ブルガリア、ルーマニアの7カ国が平壌に大使館を開設している。EU当局者によると、7カ国は北朝鮮の警告の内容を検証しているものの、現時点で大使館員を退避させる計画はない。

ただ、ただ北朝鮮の警告に対し、EUとして外交上の返答をする必要はあるとしている。

EUは現在、北朝鮮が2月12日に実施した3回目となる核実験に抗議するため、同国に対する追加制裁の発動を検討している。

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