[東京 26日 ロイター] 日銀は26日、半年に1度の「経済・物価情勢の展望」(展望リポート)を発表した。2015年度の消費者物価指数(CPI)はプラス1.9%(消費税率引き上げの影響を除く、中央値)となった。
2014年度の消費者物価指数見通しの中央値はプラス1.4%と、1月時点の0.9%から引き上げた。13年度の消費者物価指数についてもプラス0.7%と同0.4%から上方修正した。
実質国内総生産(GDP)の成長率見通しについては、14年度はプラス1.4%(1月時点0.8%)、13年度はプラス2.9%(同2.3%)とした。
従来先行き2年としていた経済・物価の見通し期間を今回は2015年度までの3年間に延長した。
円安・株高と「異次元緩和」、政府の経済対策の影響などを勘案し、13年度、14年度については1月時点より大幅に見通しを上方修正した。ただし、15年度の消費者物価見通しについては、各委員の見通しはプラス0.9%からプラス2.2%までばらつきが大きくなっている。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」