for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

ソニー株の米オプション取引で疑惑、再編提案情報が事前漏えいか

[14日 ロイター] 米オプション市場でソニー6758.TSNE.N株に関連した取引をめぐり、大株主である米有力ヘッジファンドのサード・ポイントが同社に大幅な事業再編を提案する直前、取引が急激に増えていたことが分かった。ソニーへの提案を事前に知っていたトレーダーがいるのではないかとの疑惑が浮上している。

5月14日、米オプション市場でソニー株に関連した取引をめぐり、大株主である米有力ヘッジファンドのサード・ポイントが同社に大幅な事業再編を提案する直前、取引が急激に増えていたことが分かった。都内で昨年2月撮影(2013年 ロイター/Yuriko Nakao)

ダニエル・ローブ氏率いるサード・ポイントは14日、ソニー株式の6%強(11億ドル)を保有し、筆頭株主になったと発表。これを受けて、ソニーの米国上場株は9.9%高の20.76ドルで引けた。

ただ、サード・ポイントによる発表の前日13日に、ソニーの株式オプションの取引高が過去3カ月の1日あたり平均よりも7倍以上に膨らんだ。株式の取引高も610万株と、過去25日の平均である270万株の2倍強となった。

13日におけるソニー株式の6月限コールオプション(買う権利)は、権利行使価格19ドルに取引が集中しており、これは米上場株式の終値18.89ドルをやや上回る水準だった。

同日、1枚(100株に相当)あたりのプレミアム平均約0.87ドルで1万枚近くのコールオプションが購入された。翌日の14日にプレミアムは2.20ドルとなったことから、13日に購入されたコールオプションの潜在的な利益は約133万ドルになる。

オプション市場の分析を手掛けるLivevol社のマネジング・ディレクター、Ophir Gottlieb氏は「取引の拡大などを考えると、13日のソニー株オプション取引には疑いを感じる」と指摘する。

今のところ、事前に知りえた情報を元に取引が行われたとする証拠はなく、ここ数カ月堅調に推移している日本株の上昇に沿う形でソニー株も上昇を続けるとの見方からコールオプションの取引高が拡大した可能性もある。

取引所を運営するCBOEホールディングスCBOE.Oの広報担当者は、市場規制部門が日常的に取引を監視しているとしたものの、特定の事象についてはコメントしないと述べた。

米証券取引委員会(SEC)はコメントを拒否した。

ソニーからは今のところコメントを得られていない。

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up