[レドモンド(米ワシントン州) 21日 ロイター] 米マイクロソフトMSFT.Oは21日、新型ゲーム機「Xbox One」を発表した。新型ゲーム機の投入は8年ぶり。
任天堂7974.OSの新型機「WiiU」やソニー6758.Tの次世代機「プレイステーション4(PS4)」に攻勢をかけ、携帯端末でゲームを試すようになってきているファンを引き付けながら、家庭の娯楽の中心的存在を確立したい考え。
また、米アップルAAPL.OやグーグルGOOG.Oなどとの競争において、戦略的な製品と位置づける。
ゲーム部門を統括するドン・マトリック氏は同社イベントで、「オールインワン(一体型)の娯楽システム」と説明した。
同氏は年内に世界全体での発売を予定していることを明らかにしたが、タイミングや価格の詳細は明らかにしなかった。
「Xbox One」は8ギガバイトのメモリを持ち、音声やジェスチャーで操作する機能を装備。テレビと連携するほか、インターネット電話サービス「スカイプ」も利用できる。
同機では、映画やゲーム、音楽といったコンテンツを、クラウドサーバー上に保存することもできるようになっている。
マイクロソフトは、ビデオゲーム「ヘイロー」シリーズを基にしたテレビシリーズの製作総指揮を、映画監督のスティーブン・スピルバーグ氏が手掛けることも明らかにした。
また、米ゲームソフトメーカー大手アクティビジョン・ブリザードATVI.Oが年内に、「コール・オブ・デューティ」シリーズの新作をまず「Xbox」向けに発表する予定だ。
午後の取引でマイクロソフトの株価は小幅高となった。
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