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ラッド豪首相が返り咲き、与党の支持率回復が総選挙まで続くか微妙

[キャンベラ 27日 ロイター] - オーストラリア与党・労働党の党首選で現職のギラード首相に勝利したラッド前首相が27日、2期目となる首相就任の宣誓を行った。

6月27日、オーストラリア与党・労働党の党首選で現職のギラード首相に勝利したラッド前首相が、2期目となる首相就任の宣誓を行った。26日撮影(2013年 ロイター/Andrew Taylor)

労働党は3年前の党首交代から内部対立が続き、支持率低下にあえぐ。最近の世論調査によると、労働党は9月14日に予定される総選挙で(議会150議席中)35議席を失い、惨敗することが予想されている。

ラッド氏は26日遅く、「中国の資源ブームの終了」に伴う課題を指摘し、政府と産業界との悪化した関係の改善に取り組む方針を示した。政策を変更するか、総選挙を前倒しで実施するかについては言及しなかった。

豪産業界は不安定な政治基盤を厳しく批判し、労働組合の職場への立ち入りを強化した法律や一時的移民の要件を厳格化した法律の廃止を求めている。

ギラード首相の退陣に伴い、スワン財務相、エマーソン貿易相、コンベット気候変動相などギラード氏に近いベテラン閣僚が相次ぎ辞任したため、ラッド新首相の最初の課題は大幅な内閣改造となる。

27日には、ボーウェン移民相が財務相として、アルバニーズ交通相が副首相として就任の宣誓を行った。

ラッド氏は3年前、当時のギラード副首相に退陣に追い込まれた経緯があり、劇的な返り咲きとなった。

ラッド氏はハングパーラメント(過半数を獲得した政党がない状態)となっている議会で支持獲得を目指すとみられるが、緑の党と無所属の3議員がすでに同氏への支持を表明しているため、過半数を支配できる見通し。

アナリストは、党首交代で低迷する労働党の支持率は押し上げられると予想する。ただ、この上昇は総選挙まで続かない可能性があり、労働党は依然として政権を失う可能性が高いとみている。

調査会社ニールセンのジョン・スタートン氏は27日、ラジオ番組で「ラッド氏はおそらくギラード氏よりもうまくやるだろう」と指摘。「当初の支持率上昇が長く続かないことでつまづく可能性はある」とも述べた。

野党自由党のアボット党首はラッド氏に対し、不安定な政治を終わらせ、有権者に首相を決めさせるため、8月初めの総選挙実施を求めている。

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