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国内新車販売台数1─6月は前年比8.0%減、軽自動車は高水準維持

7月1日、自販連と全軽自協が発表した2013年1─6月の新車販売台数は、前年同期比8.0%減の271万1648台となった。写真は2010年4月、横浜で撮影(2013年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 1日 ロイター] - 日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が1日発表した2013年1─6月の新車販売台数は、前年同期比8.0%減の271万1648台となった。

軽自動車は2期ぶりに前年を下回ったものの、台数自体は過去3番目の高水準。軽自動車以外の「登録車」も前年比マイナスとなった。

「登録車」は前年同期比11.6%減の164万1032台。同期間は「アベノミクス」で株価が上昇した局面もあったが、賃金上昇には至らず、新車販売の増加には及んでいない。7─12月についても消費増税の動向が不透明で「予測は難しい」(自販連)という。

一方、軽自動車は、同1.8%減の107万0616台。「登録車」に比べて維持費が安く済むことや、燃費性能の上昇などで人気が高まっている。シェアはダイハツ工業7262.Tが31.9%と首位。以下、スズキ7269.Tが29.7%、ホンダ7267.Tが19.8%と続いた。

6月の新車販売台数は、前年同月比10.8%減の45万0828台となり、2カ月連続で前年実績を下回った。軽自動車は6月として過去2番目の高水準だったものの前年比ではマイナス。「登録車」も前年実績を下回った。

「登録車」は同15.8%減の26万6913台となり、2カ月連続で前年実績を下回った。落ち幅は5月に比べて8.5ポイント拡大したが、前年同月に比べて稼働日が1日少なかったという。

主要ブランド別では、富士重工業7270.Tの「スバル」ブランドが前年比3割以上増加し、好調を維持した。一方、トヨタ自動車7203.Tが同18.3%減と2カ月連続で、ホンダが同40.7%減と11カ月連続でそれぞれ前年を下回った。日産自動車7201.Tも同12.4%減と、3カ月ぶりにマイナスとなった。

軽自動車国内販売台数は、同2.3%減の18万3915台となり、2カ月連続で前年実績を下回った。主要メーカー別では、スズキが同1.5%減、ダイハツが同18.9%減と前年を下回ったものの、ホンダが同11.3%増とプラスとなった。6月に新型車を投入した日産自は33.9%増、三菱自動車工業7211.Tも52.8%増と前年から大幅に回復した。

ロイターニュース 杉山健太郎 ;編集 田中志保

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