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元CIA職員が沈黙破る、エクアドル宛て書簡で「新たな暴露可能」

7月1日、米情報収集プログラムを暴露したCIAの元職員エドワード・スノーデン容疑者が、エクアドルのコレア大統領に宛てた書簡の中で「新たな暴露が可能だ」などと述べた。写真は6月、香港で撮影(2013年 ロイター/Bobby Yip)

[ロンドン 1日 ロイター] - 米情報収集プログラムを暴露した中央情報局(CIA)の元職員エドワード・スノーデン容疑者が、エクアドルのコレア大統領に宛てた書簡の中で「新たな暴露が可能だ」などと述べた。

また、政府等の内部文書を公開する民間サイト「ウィキリークス」を通じて明らかにした声明で、オバマ米政権が亡命を妨害していると批判した。

スノーデン容疑者が声明を発表したのは、6月23日のロシア到着後初めて。

同容疑者は、スペイン語でコレア大統領に宛てた書簡の中で、米国が違法な方法で自分を追い詰めていると非難したほか、亡命申請を検討するなどしているエクアドルへの感謝を述べた。

また、「公共の利益に資する情報を暴露できる状態にある」とした上で、「どれだけ私の生活が抑圧されようとも、この不平等な世界で正義を求める戦いに身を捧げる」などと主張。「米政府は司法の枠を越えたやり方で私を探している。そのせいで私の家族や、旅行の自由、平穏に過ごす権利が犠牲にされている」と訴えた。

さらに、ウィキリークスを通じて公表した声明では、オバマ政権がスノーデン容疑者のパスポートを無効にし、亡命を求めるという基本的な権利の行使を妨害していると批判した。

ロシアの入国管理関係者が1日明らかにしたところによると、スノーデン容疑者はロシアに亡命を申請したという。

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