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陸上=ゲイが禁止薬物に陽性反応、世界選手権欠場へ

7月14日、陸上男子短距離の元世界選手権王者タイソン・ゲイ(左)は、来月モスクワで開催される世界選手権を欠場すると発表。5月の抜き打ち検査で禁止薬物に陽性反応を示したことも明かした。ローザンヌで4日撮影(2013年 ロイター/Ruben Sprich)

[ロンドン 14日 ロイター] - 陸上男子短距離の元世界選手権王者タイソン・ゲイ(米国)は14日、来月モスクワで開催される世界選手権を欠場すると発表した。ゲイは5月に抜き打ちで行われた薬物検査で禁止薬物に陽性反応を示したことも明かした。

ゲイは男子100メートルで今季最高タイムを記録しており、世界選手権では100メートルと200メートルの五輪王者、ウサイン・ボルト(ジャマイカ)との対決が注目されていた。

ゲイは米国反ドーピング機関(USADA)から、5月に採取した検体から禁止薬物が検出されたと12日に通知されたとし、意図的に筋肉増強剤を摂取したことはないとコメント。検出された薬物名と、どのようにして陽性反応が起きたかは明かすことができないと述べた。

米国陸上競技連盟は声明で、今回のニュースは誰も、どんな時、どんな選手についてであっても聞きたくないものだとし、「世界選手権が近づいており、正しく勝つことに引き続き集中していく」と述べた。

またこの日は男子100メートルの元世界記録保持者であるアサファ・パウエルと、ロンドン五輪女子400メートルリレーの銀メダリストであるシローン・シンプソン(ともにジャマイカ)も、先月のジャマイカ選手権で行われた薬物検査で禁止薬物の興奮剤、オキシロフリンに陽性反応を示していたことを明かした。

ボルトと男子100メートルの世界選手権王者、ヨハン・ブレーク(ジャマイカ)のマネジャーは、ふたりが薬物違反には巻き込まれていないと述べた。

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