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中国シャドーバンキング、経済成長に大きな影響も=麻生財務相

7月16日、麻生太郎財務相は閣議後の会見で、中国のシャドーバンキング問題について、経済成長率に大きな影響を与える可能性を秘めていると警戒を示した。上海で8日撮影(2013年 ロイター/Carlos Barria)

[東京 16日 ロイター] - 麻生太郎財務相は16日、閣議後の会見で、中国のシャドーバンキング問題について、経済成長率に大きな影響を与える可能性を秘めていると警戒を示した。実態が把握できていない問題性も指摘したが、19─20日にモスクワで開催される20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で議題になるかは明言を避けた。

G20会合の議題に関しては、前回の会合で議題となった世界的な租税回避問題が議題になるとの見通しを明らかにした。日本には信頼に足る中期財政計画の策定が求められているが、政府としては8月中に策定する予定であるとし、国際会議への提出は「9月のG20首脳会合(サンクトペテルブルク・サミット)になる」と語った。

<中国シャドーバンキング問題、公然と聞く話ではない>

中国経済が減速感を強めるなか、銀行を介さないシャドーバンキング(影の銀行)による不良債権問題が世界の関心事のひとつとなっている。麻生財務相は政府当局者も含め実態が把握できていない状況が不安心理をあおっているとしながらも、「誰も実態がつかめていない状態の経済こそが問題だ。そういう状態の経済になっているということは土地・不動産などバブルがはじけつつあるのかと思わないわけではない。いずれにしても、経済成長率に大きな影響を与える可能性は十分秘めている」と警戒感を示した。

ただ、G20会合で議題になる可能性については、「聞く人もいるかもしれないが、皆の前で聞くような話ではない」と述べるにとどめた。

<新興国経済減速、日本のGDPを著しく損ねる状況ではない>

これまで世界経済をけん引してきた新興国経済の減速が日本経済に与える影響に関しては、日本の国内総生産(GDP)に占める外需の割合が12%で、残りが内需であると説明。「当然考えておかなければならない(問題だ)が、直接日本のGDPを著しく損ねる感じではない」と述べた。

新興国経済の減速が米国の量的緩和縮小観測に起因するとの見方に関しても「米国の出口の議論をした途端に、金融が締まって大変だという議論を新興国から聞いたことはない」と反論。G20会合で、新興国の一部から米国の金融政策に注文が出る話にはならないとの認識を示した。

吉川裕子)

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